冬になると釣れる魚が一気に少なくなってきますが、メバルだけは真冬でも狙えるターゲットです。
小型のメバルが多いですが、大きくなると尺サイズになります!
尺サイズはそう簡単には釣れるもんでは有りませんが、メバル釣りをやるからにはいつかは釣りたいサイズです。
尺サイズが無理でも20センチオーバーのメバルはたまに釣れて、かなり強い引きで楽しませてくれます。
寒い冬の夜にこたつでだらだらせず、激熱なメバル釣りをやりに行きましょう♪
メバリングを始めてみたいけど良く分からない?
そんな疑問に答えてメバリングの釣り方について詳しく解説して行きます。
メバル釣りについて
メバルとは
メバルはカサゴ目フサカサゴ科メバル属を総称した呼び方で、見た目の最大の特徴である大きな目にちなんでつけられた魚名です。
メバルと言っても色々な種類が存在しています。
- シロメバル
- アカメバル
- クロメバル
シロメバル
普段一番釣る事が多いのがこのメバルで、居付きながらも多少は回遊するメバルです。基本的にはこのメバルがメインターゲットになります。
アカメバル
たまに釣れるメバルですが、かなり居付き感が強くテトラや藻に隠れている感じのメバルです。たま~に釣れる感じです。
クロメバル
瀬戸内では滅多に釣れませんが、日本海でたまに釣れます。回遊性のメバルなので潮通しの良いポイントで回遊のタイミングに合えば釣れる感じです。引っ手繰るアタリからかなり引きが強いイメージです。
背が青っぽくてブルーバックとも呼ばれています。
メバルが釣れる季節
たぶん1年中釣れる事は釣れますが、私が狙う季節は12月~7月がシーズンです。
難易度で別でランキングを付けてみると・・・
- 1月~2月
- 3月~4月
- 12月
- 5月~7月
真冬の低水温時は大型メバルの活動は停止して、小さなメバルしか相手にしてくれません。
アミパターンと言う季節で究極にスローで、アミを捕食する季節なので、餌を追い掛け回す感じでは有りません。
プカプカと浮くアミをパクって捕食する感じなのです。
逆に言うと5月~7月が難易度が低く良く釣れると言う事です。
メバルが釣れる時間帯
日中でも釣れる事は有りますが、基本は夜に良く釣れます。
メバルは日中底に沈んでいたり、テトラの中に隠れていますが、夕マヅメに浮いて来て、表層でラッシュになり良く釣れ始めます。
その後活性は落ち着いて来ますが、夜は安定して表層中心に釣れます。
メバルが釣れるポイント
藻が有る様な所ならメバルは付いています。
堤防でもテトラでも地磯でも釣れます。
堤防なら常夜灯周辺の明暗辺りを狙うと良く釣れます。
私のメインは真っ暗なテトラ地帯でメバルを狙っています。
堤防よりテトラ地帯のメバルはサイズが良いのと、とにかく釣り慣れています。
地磯では大型のメバルが釣れますし、ブルーバックの回遊が期待出来ます。
メバリングタックル
メバルをルアーで釣る事をメバリングと言います。
メバリングロッド
メバリングロッドは穂先が中空のチューブラーティップと芯の詰まったソリッドティップが有ります。
チューブラーティップの方がジグ単/フロート/プラグとオールラウンドにメバリングが出来ますのでおすすめです。
メバルは藻が多い場所で釣る事が多く根掛かり多発ですので、そんなトラブルを考えてもチューブラーティップの方が安心です。
ソリッドティップが全くメバリングに合わない訳では有りません。
穂先がソフトなソリッドティップならメバルがルアーに触れても違和感無く食い込む為、オートマチックにメバルが釣れます。
初心者はソリッドティップを選択するのも有りだと思います。
ただ上級になってくると、ルアーにアクションを付けたくなりますが、ソリッドではちょっと難しいです。
メバリングリール
メバリングに使うスピニングリールは1000番~2000番を使います。
ノーマルギア/ハイギア/パワーギアが有りますが、メバリングは速い巻きは求めないので、パワーギアかノーマルギアが良いと思います。
糸ふけを取る時やルアー回収時はハイギアも役に立ちますが、この辺は好みで選んでも良いと思います。
メバリングライン
メバリングのラインはフロロカーボンかPEでしょう。
良く勧められるのはフロロカーボンです。何故ならリーダーが要りませんし、メバリングをする冬は風が強い日が多いですが風に強い所です。
フロロカーボンは水馴染みが良いのでジグヘッドの沈下スピードが速いので、0.6g~0.8gをメインで使う必要が有ります。
フロロとは逆にPEは風には弱いしリーダーが必要ですが、感度は最高です!
PEの扱いが上手くなると抜群の感度と、安心の強度が有りますので不意の大物にも余裕で対応出来ます。
PEは浮力が高くジグヘッドは沈みにくいので0.8g~1gをメインに使います。
メバリングワーム
メバリングのワームは各メーカー沢山の種類が発売されており、釣具屋に行くと目移りしてなかなか選べないと思います。
また季節によって釣れるワームが変わったりもしますので、シーン別に使い分けると効率良く釣る事が出来ます。
メバリングのやり方
メバリングの仕掛けは色々有ります。
色んなルアー仕掛けで釣る事が出来るのでとても楽しめます。
特にメインな仕掛けは下記の3種類になりますが、他の仕掛けでも釣る事は出来ます。
- ジグ単
- フロート
- プラッキング
アクションはただ巻きがメインですが、その他状況に応じて有る程度アクションをする事が有ります。
- ただ巻き
- リフト&フォール
- トゥイッチ
メバリングの仕掛け
ジグ単
メバリングのメインは完全にこれです!殆どはジグ単でメバリングをやっています。
リーダーにジグヘッドを付けるだけの簡単なリグですが、重さを色々と変えながらアクションも変化させれる万能なリグです。
フロート
沖の表層で浮いている時や、岸の近場でもかなりスローな誘ういをする時に有効です。
若干重量の有るフロートに先端は軽量ジグヘッドを付けたリグです。遠投して沖で浮いたままゆっくりと誘う事が出来ます。
プラッキング
春先に小魚を捕食し始めた頃に有効なプラグですが、実は真冬のアミパターンでも有効です。
リーダーにプラグを付けるだけのリグです、トリプルフックなのでバイトが有って乗った瞬間がなかなか強い衝撃で気持ち良いです。
メバリングのアクション
ただ巻き
その名と通りただ巻くだけのアクションです。しかしこのただ巻きが初心者にとってはとても難しいのです。
リールを巻くスピードは驚くほど遅いです。
この遅い巻きで初心者が起こる事が、テンションを張れないままただただゆっくり巻いて底ズル引き状態になってしまう事です。
それを回避するにはキャスティングをして着水後糸ふけを巻き取る!
ただこれだけですが、これがとても難しいです。
しっかりテンションを保ってただ巻き出来る様に修行しましょう。
リフト&フォール
リフト&フォールもその名の通り、リフトしてフォールです。
ロッドを上げてリグを持ち上げた後、ルアーを落として行きます。
ルアーを落としている時にアタリが出ます。
基本的にフォール時はテンションフォールですが、たまにはフリーで落とす事も良い時が有ります。
初心者の場合予想外に底でやっていて根掛かりとか、足元まで探り過ぎて根掛かりになってしまいます。
しっかりレンジのキープと、足元は速めにルアー回収が良いと思います。
トゥイッチ
トゥイッチはただ巻き中にロッドをチョンと動かすだけです。
そのチョンでルアーが一瞬動いて、その動きにメバルが反応して食ってきます。
ただ巻きでメバルが付いて来ている状態で、トゥイッチする事で反射的に食ってきます。
またこのトゥイッチはただ巻き時にルアーの所在が分からなくなった時に、チョンとやる事でルアーの位置を把握出来ます。
まとめ
メバルをルアーで釣る!ライトなリグで釣るメバリングは、最初かなり難しいかもしれませんが、シーズンはとても長いのでひたすら行き続けるとすぐに上達出来ます。
何回行っても全然アタリが無いんですけど・・・
もう嫌だ~
確かに季節的には渋くてアタリがなかなか無い季節が有ります。
そんな時は梅雨メバル(6月~7月)を狙いましょう!
梅雨に行ってもアタリ無し・・・
海に向かって真っすぐキャスティングしてない?
岸際に斜めキャストしてただ巻きしてみて!
おお!!
アタリ連発しました。
この様な会話は実際釣り仲間とやってきた会話でも有ります。
私も初心者の頃は何度行ってもボウズの連打でかなり嫌気がしましたが、今ではそれなりに釣る自信は有ります。
寒い冬はかなりメバルの活性が低いので、その渋いタイミングで初心者がなかなか釣れないのは当然なんです。
そんな寒い時期では長年メバリングをやってきた私でもそう簡単には釣る事が出来ません。
またメバルが居ない場所でただ巻きしても釣れないのは当然です。岸際がメバルが付いている最高のポイントなんですよ。
寒くて激渋でも釣りは出来ますので、寒さに負けず釣りに出掛けましょう!
寒い夜の激熱なメバリングを是非はじめてみましょう。