ヒイカはイカの中でも最小クラスの小型イカです。小さくて引きなんて殆ど有りませんが、とにかく数が釣れる所が最大の魅力!
初心者でも仕掛けを買って海に出掛けると、難しい事は何も無く簡単に釣れるイカがヒイカです。
ヒイカ釣りを餌釣り・エギングでのタックルと釣り方について解説して行きましょう。
ヒイカとは
特徴
ヒイカは、「ヤリイカ科」に分類されるイカの名称。外套長は12cmほどだが、大人です。ヤリイカをそのまま小さくしたような形状が特徴です。色は透明もしくは赤褐色。
釣れる時期
6月~7月と10月~12月の2回です。6月~7月は殆ど狙う人は居ませんが、10月~12月は漁港には沢山の人が集まって来ます。
釣れる時間帯
群れにさえ当たれば実は昼間でも十分に釣れますが、基本的には夜が最適です。夜に常夜灯等の明るい所に群れで集まってきます。
釣れる場所
ヒイカは潮の速い外海では無く、漁港の湾奥に群れとなって居ます。堤防でのんびり出来る釣りです。
ヒイカのポイント作り
餌釣りでもライトエギングでも先ずはポイント作りが必要です。真っ暗なポイントでも釣れない事は無いかもしれませんが、断然釣果に差が付きます。
常夜灯に入れれば何も問題は有りませんが、常夜灯ポイントは限りが有りますからね。
ヒイカ釣りには灯りが必須となります。常夜灯に頼らず、集魚灯を海に照らしてヒイカを集めてポイント作りをする必要が有ります。
この集魚灯は安くて軽くて、形が自由自在に変えれるので上手く海を照らす事が出来ます。
点灯時間も920ルーメンの明るさで5.5Hで十分な釣行時間です。実質の点灯時間はもっと長いと思います。
ヒイカ餌釣りの仕掛け
ヒイカシーズンにはかなり品薄になってしまうヤマシタのチビイカ仕掛SBです。特にヒイカに最適なSサイズは全然手に入りません。
チビイカ仕掛SBさえ有ればのべ竿で釣るも良し!アジングロッドで釣るも良しです!
のべ竿に結んだナイロンラインにチビイカ仕掛SBを箱から出して結ぶだけ。アジングロッドならリーダにチビイカ仕掛SBを結ぶだけ。
あとはケミホタル50をチビイカ仕掛の部分に取付て完成です。
この仕掛けでのべ竿は置き竿にしてアタリを待ったり、のべ竿を持って棚を探りながら釣る事が出来ます。
この仕掛けでアジングロッドを使うとラインテンションを張ったまま探る事が出来るので、とてもアタリが明確に出て何とも言えないライトゲームを楽しむ事が出来ます。
ヒイカ釣りに最適なチビイカ仕掛SBが2021年で何と廃盤!
ヒイカ釣りファンとしてはチビイカ仕掛けSBの廃盤はとてもショックです。現在もチビイカ仕掛けSBのMサイズは残った在庫が釣具屋に出回って売っていますが、製造されていませんのでいつか無くなってしまいます。
ヒイカ釣りにチビイカ仕掛けSB以外の製品を購入するしか有りません。各社色々発売されていますので、お気に入りを探すしか有りませんので、色々使ってみて下さい。
ヒイカ釣りの餌
シラサエビがメインですが、もし無かったらブツエビでも良いです。とにかく活き餌なので通称ブクブクが要ります。
水の中からエビを取り出すのに網が必要です!
ヒイカ餌釣りの釣り方
のべ竿編
のべ竿の場合は置き竿でアタリを待つのが釣り易いですが、堤防に置くだけでは棚を変える事が出来ません。棚が合わない場合は手で竿を持って棚を探る必要が有ります。
もしくは竿立てをクーラーボックスに取り付けて、竿の角度を変えて棚を探れる様にすると置き竿でも棚を合わせて釣りが出来ます。
置き竿をする時はのべ竿の穂先でアタリを取らなければなりませんが、集魚灯が直接は穂先を照らさないので小さなアタリを目で見る事が難しいです。
そんな時に穂先に結んだラインに25の細いケミホタルを付ける事で、アタリが光で見え易くなります。
のべ竿であっても手持ちで上手くラインテンションを張った状態で棚を探れると、手元にしっかりとしたアタリが出て合わせが決まりますよ!
特に渋い時はのべ竿手持ちで棚を色々探った方が釣果に繋がると思います。
アジングロッド編
のべ竿と同じ仕掛けに餌を付けてアジングロッドでライトゲーム感覚でやってみると、これがなかなか面白い!
のべ竿ではラインテンションを張り続ける事が難しいですが、アジングロッドならリールとロッドワークで上手くラインテンションを張り続けてヒイカの小さなアタリを明確に手元でとらえる事が出来ます。
仕掛の動かし方はしゃくるって言う感じでは無く、トゥイッチ&ステイで乗せて行く感じです。ゆっくり巻いていても引っ張っていく事が有ります。
ライトエギングでヒイカ釣り
ライトエギングについては夏のケンサキイカ釣りの時に書いた記事と共通なので、下記の記事を参考にして下さい。
アクション的にはケンサキイカより更にソフトにやった方が良いです。しゃくりではなく基本はトゥイッチ&ステイで沈み過ぎない様にリフトするって言う感じで探ると良いです。
ヒイカは速いフォールでは乗って来ませんので、とにかくステイが重要!
まとめ
秋が深まってきて釣れる物が減って来る中、ヒイカは大漁をもたらせてくれます。難しいテクニックは全く要らず、餌を付けて投げておくだけでも釣れます。
またアジングロッドを使った餌釣りではロッドワークを活用してテクニカルな釣りで、しっかりとしたアタリを手元で感じながら釣りをする事が出来ます。
どちらの釣り方をしてもとても楽しく3桁釣果を目指せる数釣りターゲットです。
のべ竿で置き竿でアタリを待ちながら、アジングロッドでレンジを探りながら釣るのがとても効率が良くて楽しめると思います。
ライトエギングは餌釣りに比べると少し難しいかもしれませんが、激しく動かさず小さなアクションとステイでアタリを取って釣る事が出来ます。
ライトエギングは餌を買わなくても済むと言うお手軽さがメリットです。釣りたいだけ釣ってさっと帰れますし、万が一激渋でも諦めが付きますので無駄に粘る必要は有りません。
ヒイカ釣りとてもお手軽で簡単に釣れますので是非お試し下さい。