イイダコの釣り方はとても簡単で、食べて美味しい最高の釣りターゲットなんです。
難しいテクニックは何も要りませんので、初心者でも道具さえ有ればすぐに始めれて釣る事が出来ます。
それではイイダコの釣り方を解説して行きます。
イイダコ釣り
イイダコとは
イイダコは漢字で書くと「飯蛸」で、その由来は産卵直前の雌の胴部(頭にみえる部位)にぎっしり詰まった卵胞が米飯のようだからとされている。
イイダコの特徴
見た目はマダコに比べると白っぽい感じで、最大でも30cmほどで足の付け根に楕円形の金の斑紋があることで、イイダコだとすぐに分かります。
イイダコの生態
波打ち際から水深10mほどまでの、岩礁や転石が点在する砂泥底に生息する。外洋性のマダコに対して波の穏やかな内湾に多く生息する。
昼間は石の隙間やアマモ場に潜むが、大きな二枚貝の貝殻や捨てられた空き缶、空き瓶なども隠れ家として利用する。夜になると海底を移動しながら餌を探し、海岸性の甲殻類、多毛類、貝類などさまざまな底生生物(ベントス)を捕食する。
イイダコの分布
北海道南部以南の日本沿岸域から朝鮮半島南部、黄海、および、中国の沿岸域に至る、東アジアの浅海に分布する。
イイダコの釣れるポイント
沿岸部の浅場、特に水深10m以内の砂底や砂泥底を好む。穏やかな内湾に多い。
基本的にキスが釣れるポイントでイイダコも釣れると思って良いです。
イイダコが釣れる時期
イイダコは冬から春に産卵しますので、秋から冬にかけて浅場にやってくることから、釣りの旬は秋から冬にかけてです。
年によって差はありますが、9月頃から岸から釣れ出し、12月末までよく釣れます。数釣りを楽しみたいのなら、特に9~10月がおすすめです。
季節が進むほどサイズが良くなっていきますので、 9~10月は乗ってもアタリがいまいち分からない位の重さですが、11~12月はかなり大きくてハッキリとした重みでアタリが分かります。
イイダコが釣れる時間帯
イイダコの生態から言うと夜に釣るのが良さそうに思うんですが、私の経験上で夜は釣れません。
朝から昼までが良く釣れます。夜明けを目指さなくても7時頃スタートでも十分な釣果が得られるでしょう。
イイダコ釣りの道具
イイダコ釣りのロッドとリール
イイダコ釣りには基本的に専用タックルは存在しませんので、他の釣りタックルを流用します。
タコだからと言ってマダコ用のタックルは全然ダメです!マダコ用のタックルは硬過ぎてイイダコのアタリを感知出来ません。
何体系繋がりでエギングが最適と考えますが、秋エギングタックルはちょっとパワー不足かもしれません。
何故ならイイダコを狙っていて、マダコが乗ってきたりする事が稀に有りますので、春エギングタックル位のパワーが有った方が良いです。
もしエギングはやらないって人はシーバスタックルでも良いと思います。
イイダコ釣りのルアー
正直な所これだけ有れば、もう何も要りません!イイやんラトル入りの6号鉛付きです。
私がイイダコ釣りを始めた頃から有るイイやんですが、当初はラトル入りが有りませんでした。また鉛付きを買わず他の錘を合わせて使っていました。
2020年に発売されたイイダコ専用設計『タコやん』です。イイやんさえ有れば問題無く釣れるんですが、釣具屋で新しい物を見付けると買ってしまいます。
まだ試していませんがどう考えても釣れそうですね!また使ったらお知らせしたいと思います。
イイダコの釣り方
- イイやんなどのルアーをキャストする。
- ルアーを底まで沈める。
- ゆっくりとリールを巻く。
- たまに巻きを止める。
- たまにルアーをシェイクする。
- 再びゆっくりとリールを巻く。
シェイク:ロッドを小刻みにゆすってルアーを細かく動かすこと。
基本はたったこれだけです。底なのでレンジも有りませんし、ひたすらズル引きするだけの釣りです。
イイダコが乗ってくると急に重くなりますので、そのまましばらく巻いて引き寄せてから大きく合わせを入れます。
重みが乗ればHITです!
イイダコ釣りはこの瞬間が最高のタイミングです!
あとはテンションを緩めず同じリズムでリールを巻いて、足元まで来たら何かに貼り付かれない様に取り込んで下さい。
まとめ
イイダコ釣りは専用にリールとロッドを買う必要が無く、他の釣りと兼用で行ける所がコストも掛からず良いですよね。イイやんを数個買うだけでいつでもイイダコ釣りが始めれます。
釣り方としては初心者でも悩まず出来る難易度で、基本はキャスティングしてズル引きするだけでイイダコは釣れます。
イイダコはマダコと違ってコリコリ感が有る食感で、とても美味しく食べれますので是非釣って食べてみましょう。